海外レンタカーの借り方・返し方

ガソリンの入れ方

 アメリカでの給油は、ほとんどがSelf Service(セルフサービス)です。Full Service(フルサービス)を提供するスタンドもありますが、自分でできることは自分でするお国柄ですから、ほとんど需要はないようです。(ニュージャージー州とオレゴン州ではガソリン給油のセルフサービスが禁止されており、フルサービスしかありません)ここでは、セルフサービスによる給油方法を説明します。

 給油するためにはガソリンスタンドへ入ります。この"ガソリンスタンド"は和製英語です。アメリカではGas Stationと言います。Gas Stationは、日本と同じように写真のようなガソリン価格が表示されていますのですぐにわかるはずです。ちなみに、日本はリッター当たりの単価で表示されますが、アメリカではガロン単価であり、アメリカにおける液量の1ガロンは約3.8リットルです。気になるガソリンのお値段ですが、2010年4月時点では、全米平均で2.7ドル/ガロン程度とのことですので、円/リッター換算で68円程度(1ドル95円として)ですから、日本の半額程度ですね。2001年頃は、1.05ドル/ガロンでした。円/リッター換算で35円くらい(1ドル125円)。この当時、日本でのガソリン価格も安かったのですが100円くらいでした。

 Gas Stationを見つけたら、Gas Stationへ入ります。ここで注意すべきは、車のガソリンキャップの位置。右か左か、前もって確認しておきましょう。尚、ほとんどの車種にて、運転席パネルのガソリン残量メータのガソリンポンプの絵に、矢印が付いています。これがキャップの方向です。Gas Stationに並んでいるいずれかの給油機(Pumpと称します)の横に停車した後、以下の手順で給油を行ってください。

 ポンプの近くに"Pay First"と書かれている場合、給油の前にお金を先払いします。先に給油して後から清算する"Pump First"もあるらしいのですが、お目にかかることはないでしょう。ここでは"Pay First"を前提に説明します。

 ガソリンスタンドは、セブンイレブン等の売店が併設されていたりして、そこのレジがガソリン代金の支払い場所です。売店がなくても、"Pay Here"と書かれたレジがあります。ここで注意すべきは、レジへ行くとき、車に誰もいなければ必ずロックしてください。

①クレジットカードを使用する場合
ポンプに操作盤がある場合、クレジットカードリーダも付いています。カード読取機に、カード向きに注意してカードを挿入します。画面に"REMOVE THE CARD"と表示されるので、カードを引き抜きます。この方法で給油開始できれば良いのですが、最近では多くの場合、"ENTER YOUR ZIP CODE"と聞いてきます。これは、カードの盗難時の対策として導入されたシステム(本人確認のためあらかじめ登録された郵便番号との照会をします)なのですが、これが日本の郵便番号に対応していません。この場合、カードリーダでのカード利用はあきらめて、Gas Stationのレジへ行きます。レジでカードを渡し、"Pump number #."と言います。#はポンプの番号であり、ポンプの近くに書いてあります。レジにカードをあらかじめ通すことで、ガソリンを入れることができます。

②現金払いの場合
給油したいガソリンを購入できる金額より多めの金額(デポジットと言います)をあらかじめ預けることにより、ガソリンを入れる方法です。清算はガソリンを入れ終ってから行います。デポジットの支払いは、レジで行います。あらかじめ自分のポンプ番号を確認しておき、"Pump number #." (#はポンプ番号)と言ってお金を渡してください。

 デポジットが完了すると、ポンプが給油可能の状態になっています。操作盤に"REMOVE NOZZLE"等と表示されているはずです。日本のセルフガソリンスタンドの場合、給油する油種ごとにノズルが分かれていますが、アメリカは1つのノズルで油種を切り替えて使用することもあるので注意してください。油種は、ガソリンは87(Regular)・89(Plus/Super)・93(Super/Premium)と書かれており、場合によってはDiesel(軽油)とLeaded(有鉛ハイオク)があります。通常は87のレギュラーガソリンを入れます。この数値はオクタン価(耐ノック性、自然発火し難い度合い)示しており、通常の車は87で良いはずです。ハイグレードなスポーツ車などをレンタルした場合、車内にオクタン価89とか93を使うよう断り書きがないかどうか調べてください。なければ87を使用してください。蛇足ですが、アメリカのオクタン価は日本のオクタン価に比べて低く、これをアメリカのガソリン品質が低いと評す方がいますが、これはひどい間違いです。単に測定基準が異なるだけであり、日本の方式で図れば、アメリカの87は日本の91、すなわちレギュラーガソリンとなるそうです。また、通常の車に89とか93のガソリンを入れることも意味がないのでやめましょう。ここで注意すべきは、間違ってもDieselを給油しないように。車が動かなくなり、タンクの燃料を全部抜き取らなきゃいけません。

 入れたい油種のボタンを押し、車のガソリンタンクのキャップを開けます。アメ車は日本車のように車の中にガソリンキャップパネルを開けるスイッチがほとんどありません。いつでも手で勝手に開けられます。キャップもカギが付いていない場合が多いです。ガソリンなんか盗むヤツいないというお国柄でしょうか。

 キャップを空けたらノズルを差し込みます。ノズルを握っても、まだガソリンは出ないことがあります。知らない人はここであせるのですが、ガソリンを出すためには、ノズルを置く場所にあるレバーをあげなければいけない場合があります。このレバーを上げて、ガソリンを出すことができます。この他、スイッチを押さなければいけない場合もあります。どのような操作が必要かは、ポンプに説明書きがありますので確認してください。

 ノズルをさして、ノズルのレバーを握ります。レバーは、ロックがかかりますので、ロックしてかまいません。満タンになってもあふれることはなく、自動的にロックが解除されガソリンは止まります。満タンになったら、キャップを忘れずに閉めてパネルを閉めます。給油時にレバーを上げていれば、レバーを元に戻し、ノズルを戻してください。

 操作盤でカードを使用できた場合はこれでおしまいです。レジでデポジットした場合は、レジへ行って清算します。"Pump number #. Finished."で通じます。カードの場合は、渡されるレシートの給油した油量を確認してからサインします。現金であれば、おつりをもらって完了です。


ガソリンスタンドの看板

ガソリンスタンドの看板



給油口の方向

給油口の方向は燃料計に示されています



ガソリンスタンドの全景

コンビニが併設されている場合が多い



ポンプ

ポンプ・油種を選択します




返し方

 あらかじめ指定した日時と返却場所へレンタカーで向かいます。満タン1回分のオプションを付けた場合、ガソリンは空で返却してもかまいません。通常、返却時にちょうど空にするのは難しいので、このオプションはあまりお薦めではありません。返却時にガソリンを入れている時間がないことがあらかじめわかっている場合のみ利用すべきオプションです。但し、満タンにし忘れて返却すると、レンタカー会社に市価より高価なガソリン代を請求されるので注意が必要です。通常は、返す前に満タンにしてください。満タン証明など不要です。返したときにガソリンゲージがFullの位置にあれば問題なしです。 レンタカー返却場所に到着後、"Rental Car Return"と指定された方向へ進めば、係りの方が車を止める場所を指定してくれます。車を停車後、荷物を降ろしてください。その間、係りの方が車をチェックしています。追加の費用が発生していれば、最初に出したクレジットカードに自動的に請求されます。最後に、係りの方からレシートを渡してもらって返却完了です。